病棟看護師の仕事は、日勤と夜勤で全く違うものになります。
まず日勤ですが、この時間帯は病院全体が最も活発な時間といえます。日勤の間には、患者の検査や治療が集中しています。そのため、看護師は医師の指示に従いながら、患者の検査や治い療の準備、そしてそれに伴うアフターケアを行います。また、日勤時は患者の家族が訪問することも多いですから、家族への説明や対応も看護師の重要な仕事の一つです。日勤の看護師は、忙しくもあり、やりがいを感じる瞬間がたくさんある時間帯といえるでしょう。
一方、夜勤は、病院の雰囲気ががらりと変わります。夜間は患者も休息を取る時間ですので、病棟は静かになります。しかし、これは看護師が楽をできるというわけではありません。夜勤の看護師は、患者の急変にいち早く対応できるよう、常に警戒を怠らずにいます。また、夜間には日勤時にはできなかった、患者の詳細な観察や、ケアの計画を立てるなど、じっくりと向き合う時間があります。夜勤は静かですが、患者一人ひとりに深く関わることができる貴重な時間です。
病棟看護師の日勤と夜勤は、このように全く異なる顔を持っています。どちらも看護師にとって欠かせない時間帯であり、それぞれに特有のやりがいや苦労があります。看護師として働く上で、これらの違いを理解し、柔軟に対応する能力が求められます。日勤と夜勤、それぞれが看護師としての成長につながる大切な時間であることを忘れずに、日々の業務に取り組みましょう。